監修:弁護士 菅原健 菅原・佐々木法律事務所代表
仙台弁護士会所属・古川東ロータリークラブ会員
仙台弁護士会国際委員会委員・日本弁護士連合会国際人権問題委員会委員
日本弁護士連合会中小企業の海外展開業務の法的支援に関するワーキンググループ委員(2017年3月まで)
どうして交通事故を弁護士に相談すべきなの?
保険会社(共済)との交通事故の慰謝料等の賠償金の交渉を、弁護士に依頼せず、ご自身ですることも可能です。
しかし、ご自身で交渉をした場合、法的な知識の不足などから、正当な賠償を受けられない可能性があります。弁護士に依頼することで弁護士費用は発生しますが、ご自身で交渉をするよりも、賠償額が増額し、弁護士に支払う費用を考慮しても有利になる場合が多くあります。また、弁護士に支払う費用は、ご自身で加入している保険会社(共済)の弁護士費用特約でカバーできる場合もあります。
保険会社(共済)とのやりとりにより、精神的に疲弊するケースも良く耳にします。弁護士に依頼することで、こうした保険会社 (共済)との疲れるやり取りからも解放されるというメリットもあります。
交通事故問題を弁護士に相談する際、よくあるお客様の声
交通事故相談の6つのポイント
当事務所では交通事故案件について、初回相談料無料・着手金無料(※1)、弁護士費用特約(※2)を使えることをはじめ下記の6つのポイントがあります。
- 初回相談・着手金無料
- 交通事故に精通した弁護士が無料相談を行っています。お気軽にご相談ください。
- 後遺障害について
- 後遺障害の認定等級によって交通事故の慰謝料等賠償金の額は大きく異なります。
- 相談のタイミング
- 交通事故直後から通院終了、相手との交渉開始後など、どのようなタイミングでもご相談いただけます。
- 弁護士費用特約
使えます - 交通事故などで被害に遭ったとき、弁護士への相談費用、示談交渉費用、訴訟費用などが保険で補償される特約があります。
- 損害賠償の
計算方法 - 被害者は加害者側に対し損害賠償を請求することができます。正当な賠償を受けられるようサポートいたします。
- 示談と裁判の
違い - 示談での解決も多いですが、裁判になることも。示談と裁判(訴訟)のメリットとデメリットをご紹介します。
費用面で心配される相談者がいらっしゃいますが、弁護士費用を考慮しても、ご自身で交渉するより、有利な結果になる場合もあります。また、弁護士費用特約により実質無料で依頼できるケースもあります。
交通事故の慰謝料・損害賠償には一応の基準はありますが、個別の事情により大きく変わることもあります。 慰謝料等の賠償金にはそれぞれ算出方法や基準があります。交通事故に精通した弁護士に依頼することでより適切な解決を期待することができます。
※注2 弁護士費用特約に加入の場合、支払要件、金額に限度はありますが、多くの場合、保険で全額をカバーできます。
弁護士に相談する事で増額する可能性のある損害金・慰謝料
交通事故の被害者は、交通事故により生じた損害を加害者側に請求する権利が発生します。事故態様、怪我、後遺障害の状態など様々な事情によって損害金・慰謝料の金額は異なってきます。慰謝料・損害金を算出するための一応の基準はありますが、個別の事情や交渉の仕方により大きく変わることもあります。交通事故に精通した弁護士に相談することで受け取れる損害金・慰謝料が増額する場合は多く、特に「慰謝料」「逸失利益」「休業損害」の3つは大きく変わることがあります。
- 慰謝料
- 慰謝料とは、交通事故によって受けた精神的苦痛に対する損害賠償金のことです。請求できる慰謝料には「入通院慰謝料」「後遺障害慰謝料」「死亡慰謝料」などがあります。
- 逸失利益
- 逸失利益とは、交通事故に遭わなければ将来得られたはずの収入・利益のことです。交通事故で後遺症が生じた場合や死亡した場合に請求できます。
- 休業損害
- 休業損害とは、交通事故の被害に遭い働くことができずに得られなかった収入・賃金の賠償として請求できます。
実際の交通事故解決実績や判例のご紹介
それでは実際に当事務所で解決した実績や仙台地裁での交通事故裁判の判例等をご紹介いたします。
弁護士法人菅原・佐々木法律事務所の実績
弁護士法人菅原・佐々木弁護士事務所は、これまで数多くの交通事故被害者の問題を解決してきました。
交通事故の慰謝料・損害賠償には一応の基準はありますが、個別の事情により大きく変わることもあります。 保険会社 (共済) から提示される慰謝料・損害賠償の金額は保険会社 (共済) の基準で算出した金額であり、弁護士が介入しての示談交渉や裁判での基準の金額よりも低い場合が多いといえます。以下に、当事務所の弁護士が対応することで慰謝料が増額になった実例をご紹介いたします。
同僚の運転中に事故にあったAさんの事例
- 取得金額
- 2300万円アップ
- 受傷部位
- 下肢
担当弁護士 菅原
渋滞中に追突され頸椎捻挫したBさんの事例
- 取得金額
- 600万円アップ
- 受傷部位
- 頸椎
担当弁護士 佐々木
渋滞で停車中のところに後方から追突された。頚椎捻挫の傷害を負い、仕事ができない状態に。しかし保険会社の提示額に納得がいかなかったため当事務所に相談をされました。
更新日:2019年12月4日
正面衝突の事故により全身打撲のCさんの場合
- 取得金額
- 1000万円アップ
- 受傷部位
- 全身
担当弁護士 田中
正面衝突の事故により、Cさんは全身打撲等の大けがを負い緊急搬送。後遺症も残り、生活が大きく変わったにもかかわらず、保険会社の提示額は納得できる金額ではなかった。
更新日:2018年7月21日
仙台地裁での交通事故の裁判例
平成19年の5月に国道4号線と仙台市道1号線の交差点で起こった死亡事故についての仙台地方裁判所での裁判例です。
疲労で居眠り運転をして赤信号の交差点に進入した運転者の小型貨物自動車が、被害者が運転していた普通乗用車に衝突し、被害者が搬送先の病院で脳挫傷により死亡しました。
裁判所は、運転者、運転者を雇用する会社、配車係、代理監督者にも賠償責任があるとして、その両親に対し、それぞれ連帯して約3972万円と約3922万円の支払いを命じました。
平成19(ワ)1800 損害賠償請求事件 平成20年10月29日 仙台地方裁判所
平成19年の1月に仙台市若林区の交差点で起こった2歳の女子の死亡事故についての仙台地方裁判所での裁判例です。
逸失利益について、原告らが、全労働者平均賃金を基礎収入とすべきであると主張したにもかかわらず、裁判所は、事故当時に男女間賃金格差があり、これが将来どの時点で解消されるかを予想するのは不可能であるなどとして,女子学歴計全年齢平均年収を基礎収入とするのが相当と判断しました。
仙台地方裁判所 平成19(ワ)1895
交通事故の被害にあったら、被害者側としての交渉経験豊富な弁護士法人菅原・佐々木法律事務所へ
交通事故の相談の手順
すぐに警察に事故発生を報告しましょう。実況見分などが行われます。また、できるだけ早く医療機関を受診してください。事故から日にちが経ってからの受診ですと、事故との因果関係に問題が発生することがあります。
整形外科など病院で診察を受けましょう。場合によっては整骨院や接骨院の通院も可能です。
治療を続けても症状が良くも悪くもならない状態を「症状固定」と呼びます。症状固定後、医師から後遺障害診断書を作成してもらいます。後遺障害診断書の内容により適切な後遺症認定がされるかどうかが決まります。後遺障害診断書の内容は、弁護士に確認してもらいましょう。
後遺障害診断書など様々な資料をもとに、損害保険料率算出機構による後遺障害等級の認定が行われます。認定された後遺障害等級によって賠償金が大きく変動しますので、等級認定が適切かどうか、弁護士に相談しましょう。内容によっては異議を申し立てることにより、等級認定が変更されることもあります。
加害者側の保険会社(共済)と賠償額について示談交渉を行います。弁護士が示談交渉を行うことで、賠償金が増額になる場合があります。保険会社(共済)から提示された賠償案が適正かどうか、弁護士に相談しましょう。
お互いに納得できれば、示談成立となります。
示談交渉がまとまらない場合は、 訴訟や紛争処理センターでの処理に進むことになります。
同僚が運転する車に同乗中に事故に遭った。 他の弁護士に相談したが、保険会社からの提案以上の請求は難しいと言われた。
更新日:2019年10月3日